アトピーの湿疹やかゆみとさよならしたいと思いませんか？
自身で副腎皮質ホルモンを作る能力が低下する
そもそも副腎皮質ホルモンとは
副腎皮質ホルモンとは、腎臓の上端に左右一対存在している副腎の皮質などから分泌されるホルモンです。
つまり、自分の身体の中でもともと作られているホルモンなのです。
副腎皮質ホルモンと聞くと一般的には「ステロイド剤」として、アトピーなどの治療薬として肌に塗る時の強い薬、というイメージがあります。
しかし、正確には女性ホルモンや男性ホルモンと、副腎皮質ホルモンの両方を合わせてステロイドと呼びます。
ステロイド剤はこのうちの副腎皮質ホルモンだけを科学的な技術で作り出したものをさします。
ですから、ステロイド剤を使用してニキビを治療しても一時的には抗炎症効果があるため、綺麗になります。しかし、ニキビなどはホルモンのバランスの乱れが原因ですから、根本的な治療方法とはなりません。あくまでも、一時的に抑える、ということになります。
そして、ひどい炎症を一旦おさえてから、根本的な治療を開始できるように使用する、というのが理想的だと思います。
副腎皮質ホルモンの効果
- 炎症を抑える
- 免疫抑制作用がある
- 抗ストレス作用がある
どうして副腎皮質ホルモンを作る能力が低下してしまうのか
ステロイド剤を使用して炎症を抑えたり、免疫を抑制させると、すぐに効果が現れます。
しかし、その高い効果は長く続くものではありません。
そのためにアトピーの治療の為とはいえ、ステロイド剤を長期間にわたって使用したりすると、副腎の機能そのものが低下してしまいます。
そうなると自分の体内で作られるはずのホルモンの量が減ってしまうということになってしまうのです。
もともと、アレルギー体質の人は副腎皮質ホルモンを作る力が弱い人が多いため、簡単に低下してしまうのです。
副腎皮質ホルモンの副作用
★短期間に大量に使用した場合
- 感染症に感染しやすくなる
- 糖尿病
- 精神が不安定になる
- 肥満
★長期間使用した場合
- 副腎の機能障害
- 骨粗しょう症
自分の身体から作り出す副腎皮質ホルモンは非常に重要です。
ステロイド剤を使用する時は適正な量を適切な期間だけ使用するように、医師の指示に従いましょう。
また、軽い運動や入浴によって身体を温めることにより副腎皮質の分泌が高まるので、生活習慣も見直して、自分自身で副腎皮質ホルモンを作り出せるようにしたいものです。